展示作品紹介

  • ミロのビーナス
  • ミロのビーナス
  • メロス島出土 / 紀元前2世紀
    原型・大理石 / 復刻・ブロンズ
    高さ214cm
    パリ・ルーブル美術館原型所蔵
ルーブル美術館の至宝、ミロのビーナス。深く聡明な表情と女性らしくふくよかな輪郭を持つ裸体の美しさは他に類を見ない。 しかし美し過ぎる故かビーナス像の誕生には、数奇な運命があった。 その発見は、1820年キュクラデス諸島の南西メロス島でのこと。 ギリシア人のある農夫が掘り出した2個の石に興味を抱いた若いフランス人オリヴィエ・ヴーティエが、 さらに他の断片を農夫に探して貰ったところ合計6個の断片が発掘された。 そしてそれらをパズルのように組み合わせた彼らは、やがて上半身裸体の美しい女性像と遭遇することとなる。 以後、このビーナス像は、その所有権をめぐって、 さまざまな逸話を残しながら人々の手から手へ受け継がれてきた。初の所有者となったリヴィエール侯から、ルイ十八世へ。 そしてまたルーブルへ。 さらに1964年、愛すべき像は日本にもやってきた。ビーナスを一目見ようと数百万の人々が殺到したという。 安住の地を得た現在、誰にも束縛されることなく、その大理石の像は世界中の人々を魅了している。